ソウル大3級教科書文法解説の和訳

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※文中の表の訳は略した。

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1課

1. A-다고 하다, V-ㄴ다고/는다고 하다, N(이)라고 하다 (~という、~そうだ)

【意味】他の人又はメディアを通じて知った内容を移動して伝達する時に使用する。

【結合】形容詞・動詞・名詞と結合する。

 マイケル:「最近すごく忙しいです。」→マイケルさんは最近すごく忙しいと言っています/忙しいそうです。

例)

 スージーは経済学の勉強が難しいと言いました/言っていました。

 モモコさんは毎週日曜日に教会に行くと言っています/行くそうです。

 サウドさんは豚肉を食べないと言いました/言っていました。

 ここがヨンヒさんが卒業した学校だそうです。

 下のきょうだいは誕生日にもらいたい贈り物が小説だと言いました/言っていました。

【追加】聞いた内容の時制が過去の場合、次のように各々「A/V-았다고/었다고 하다」(~だったという/だったそうだ、~したという/したそうだ)、「N-이었다고/였다고 하다」(~だったという/だったそうだ)と表現する。

例)

 父は母が若かった頃は本当に綺麗だったといつも言います/言っています。

 エンさんはプールへ行ったとレイさんが言いました/言っていました。

 この公園は昔大学だったと言います/そうです。

 その人/あの人に初めて会った日は日曜日だったといいます/そうです。

【追加】聞いた内容の時制が未来の場合、次のように各々「-(으)ㄹ 거라고 하다」、「-겠다고 하다」と表現する。


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2.V-이야겠다/어야겠다 (~しなければならない、~しようと思う)

【意味】話し手がする必要があると思うことを今後するという意思を表す時に使う。

【結合】動詞と結合する。

例)

 凄く眠たいです。もう寝ようと思います。

 お腹が空いて死にそう。パンでもいいから食べないと。

 知らない単語が多すぎる。週末は単語の勉強をしなくっちゃ。



3.A-다고 들었다, V-ㄴ다고/는다고 들었다, N(이)라고 들었다 (~と聞いた/聞いている/そうだ/言われている)

【意味】他の人又はメディアを通じて聞いた内容を移動して伝達する時に使用する。

【結合】形容詞・動詞・名詞と結合する。

例)

 ソウルが混雑していると聞きました/聞いています。

 マイケルさんが故郷/古里/田舎に帰ると聞きました/聞いています。

 トゥトゥさんがプルコギをよく食べると聞きました/聞いています。

 明日は休日と聞きました/聞いています。

【追加】聞いた内容の時制が過去又は未来の場合、次のように各々「-았다고/었다고 들었다」、「-(으)ㄹ 거라고 들었다」と表現する。

例)

 映画が面白かったと聞きました/聞いています。

 マイケルさんが故郷/古里/田舎に帰ったと聞きました/聞いています。

 明日の天気は寒い(だろう)と聞きました/聞いています。

 夕食に三枚肉を食べる(予定だ)と聞きました/聞いています。

【追加】「-다고 하다」と似た表現で「-다고 말하다」、「-다고 그랬다」がある。そして、考え又は意見を表す時、「-다고 생각하다」という表現を使用する。


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4.A-대(요), V-ㄴ대/는대(요), N(이)래(요)

【意味】他者から聞いた、又はメディアを通じて知った内容を移動して伝達する時に使用する表現で、「-다고 하다」、「-ㄴ다고/는다고 하다」、「-(이)라고 하다」の縮約形だ。

【結合】形容詞・動詞・名詞と結合する。

例)

 マイケルさんが風邪をひいて具合が大分/随分悪いそうです/悪いんですって。

 コイさんの故郷は今とても暑いそうです/暑いんですって。

 外国人が明洞で化粧品を沢山買うそうです/買うんですって。

 その学校は卒業式の際に韓国の伝統服を着るそうです/着るんですって。

 この木は父が幼い頃に植えた木だそうです/木ですって。

 あの建物は新しく建った/建てた図書館だそうです/ですって。

 

2課

1.V-자마자 して/したら/するとすぐに、するなり、したとたんに

【意味】先行節の行為が終わってすぐに後行節の行為が起こる時に使用する。

【結合】動詞と結合する。

例)

 疲れすぎてバスに乗るなり寝ました。 

 姉が電話に出た途端に走って出て行きました。

【追加】「-자마자」は「-았/었」、「-겠」等と結合しない。

例)

 家に帰るなり寝ました。

 ご飯を食べてすぐに歯を磨くつもりです。


2.V-(으)라고 하다 ~しろ/してという

【意味】命令又は依頼を他者に伝達する時に使用する。

【結合】動詞と結合する。

例)

 友人にイーメールを送れと言いました。

 姉がこの本を読めと言いました。

【追加】「-아/어 주세요」の命令文を間接話法で言う時、話し手と受益者が同じ場合は「-아/어 달라고 하다」と表現し、〔話と手受益者が〕違う場合は「-아/어 주라고 하다」と表現する。

 ・マイケル:「すみませんが水をください。」→マイケルさんが(私に)すまないが水をくれと言いました。

 ・マイケル:「すみませんがウィルソンさんに水をあげて下さい。」→マイケルさんがすまないがウィルソンさんに水をあげてと言いました。

例)

 「すみませんが塩を(取って)下さい。」→すまないが塩をくれと/取ってと言いました。

 「すみませんが金を貸してください。」→すまないが金を貸してくれと言いました。

 「この本をマイケルさんに渡してください。」→「この本をマイケルさんに渡せ/渡してと言いました。

【追加】否定形で言う時は、「-지 말라고 하다」と表現する。

例)

 母が子どもに走るなと言いました。

 先生が教室では英語で話をするなと言いました。


3.V-느라고 ~することによって、~するため、~するのに、~ので

【意味】出来なかったこと、又は、良くない結果についての理由又は原因を表すときに使用する。

【結合】動詞と結合する。

例)

 病院に行ったため、会社に行けませんでした。

 音楽を聴いていたので電話に出られませんでした。

 ケーキを作ったので休めませんでした。

 最近留学を準備するのに忙しいです。

【追加】先行節と後行節の主語が同じでなければならない。

例)

 (私が)仕事をしたので(私が)休めませんでした。(〇)

 下のきょうだいがテレビを見たため、(私が)勉強をできませんでした。(×)

 友人が引越しをするのに(友人が)忙しいです。(〇)

【追加】その行動をするのに一定の時間が要求される動詞と結合する。

例)

 遅く起きたので遅刻しました。(×)

 遅くまで起きていたため、遅刻しました。(〇)

【追加】「-느라고」は「-았/었-」、「-겠-」などと結合しない。

例)

 昨日働いたので眠れませんでした。(×)

【追加】後行節に形容詞が来る場合、「바끄다, 힘들다, 정신없다」等と主に結合する。

例)

 引っ越ししたので心のバタバタしていました。

【追加】「-느라고」は「-느라」として使用することもできる。

例)

 友人に会ったので遅れました。


4.누구나, 언제나, 어디나, 무엇이나, 무슨 N(이)나 誰(で)も、いつ(で)も、どこも、何でも、どんな○○(で)も

【意味】全てがそうで例外がないことを表す時に使う。

【結合】疑問の意味を表す名詞又は代名詞と結合する。

例)

 この公演は誰でも見られるから、子どもを連れてきてもいいです。

 私ども修理センターでは、電気製品は何でも皆直して差し上げます。

 母が作った料理はどんな料理でも皆美味しいです。

【追加】「하고, 에서, 에게」等とともに使うこともある。

例)

 その人は性格が良いので誰とも親しく付き合います。

 最近こういう帽子が流行りなので、どこででもこの帽子を被っている人を見かけます。

 マリコさんは誰に対しても親切なので、うちのクラスの友達は誰もが好きな人です。

 

3課

1.A/V-(으)ㄹ 텐데, N일 텐데 ~だろうから、~はずだから、~だろうけど、~と思うけど、~はずだけど

【意味】状態または動作を予想し、又は推測を表すときに使用する。

【結合】形容詞、動詞、名詞と全て結合する。

例)

 そんなにアイスクリームを沢山食べたらお腹が痛くなるでしょうから、少しだけ召し上がってください。

 雨に打たれて寒いでしょうから、暖かいコーヒーを差し上げましょうか。

 今日雨が降るでしょうから、傘を持って行ってください。

 子どもが肉が嫌いで食べないでしょうから、他の料理を作ってあげましょうか。

 昨日引っ越しするのに大変だったでしょうから、どうぞお休みください。

 昨日眠れなかったでしょうから、どうぞ今お眠りください。

 今米国は夜でしょうけど、電話をしても大丈夫でしょうか。

【追加】終結形でも使える。

例)

 今回旅行する時、晴れるといいのですが。

 帰宅する時間なので、今出かけると車が大分混んでいるはずですが。 


2.A-(으)나고 하다[묻다], V-느냐고 하다[묻다], N(이)냐고 하다[묻다] ~かと言う(尋ねる、訊く)

【意味】疑問文の内容を伝達する時に使用する。

【結合】形容詞・動詞・名詞と全て結合する。

例)

 友達が今日気分が良くなさそうに見えたので、何があったのかと訊きました。

 釜山にいる友人に天気がどうかと訊きました。

 先生に授業がいつ始まるのかと伺いました。

 課長に今日の飲み会の時に何を食べるのかと訊きましょうか。

 友達に誕生日の贈り物で何をもらいたいかと訊いても、話をしません。

【追加】聞いた内容の時制が過去の場合、次のように各々「-았느냐고/였느냐고 하다」、「-였느냐고/이었느냐고 하다」と表現する。

例)

 済州島に住んでいる友人に、先週の天気がどうだったかと聞いてください。

 子どもがお腹が痛いというので、お医者さんがさっき何を食べたかと訊きました。

 友達が、世界旅行をする中で一番記憶に残っている所がどこかと訊くので、ポルトガルと答えた。

【追加】未来と結合すると次の通りだ。

例)

 友人が後で誕生日パーティーに来るかと訊くので、行くと答えた。

 友人が、会う時にいつも遅刻されたら気分がどうなるか(分かっているのか)と言いながら腹を立てた。

 下宿屋のおばさんがご飯をもっと食べるかと聞くので、大丈夫と答えた。

【追加】口語体では「-으냐고」、「-느냐고」から「-으-」、「-느-」を取った非標準的形態の「-냐고」をよく使用する。

例)

 友人が初月給をもらったので気分いいかと言いながら驕れと言った。

 お母さんが、ダイエットしている人が何をそんなに沢山食べるのかと小言を言った。


3.A/V-(으)ㄹ 줄 몰랐다, N일 줄 몰랐다 ~とは思わなかった

【意味】期待又は予測と違って驚くことを表現する。

【結合】形容詞・動詞・名詞と全て結合する。

例)

 ソウル大学がこんなに大きいとは思いませんでした。

 混ぜ冷麺がこんなに辛いとは思いませんでした。

 引っ越し祝いに友人たちがあんなに沢山来るとは思いませんでした。

 その/あの人の年が多く見えたので、学生だとは思いませんでした。

【追加】主語の助詞は「이/가」を使い、「은/는」は使わない。

例)

 学生たちがこんなに一生懸命に勉強するとは思いませんでした。(〇)

 韓国の冬はこんなに寒いとは思いませんでした。(×)

【追加】「이렇게」、「그렇게」、「저렇게」と一緒に使う場合が多く、「아주」、「너무」とは共に使わない。

例)

 うちの教室がこんなに暖かいとは思いませんでした。(〇)

 トッポッキが美味しすぎるとは思いませんでした。(×)

【追加】現在形の「V-는 줄 몰랐다」、「A-(으)ㄴ 줄 몰랐다」を使うと、その事実を知らなったという意味になるが、意味が「-(으)ㄹ 줄 몰랐다」と大きく違いはしない。

例)

 今日試験を受けるとは知りませんでした。

 その/あの子があんなに賢いとは知りませんでした。

 今日がチョルスさんの誕生日だとは知りませんでした。

【追加】「A/V-(으)ㄹ 줄 모르다」と「V-(으)ㄹ 줄 모르다」(2級2課)の比較

A/V-(으)ㄹ 줄 모르다

・主語の予測又は期待が外れていたことを表現する時に使用する。

・動詞、形容詞と全て結合する。

例)

 雑煮がこんなにおいしいとは思いませんでした。

 ハングルを書くのがこんなに簡単だとは思いませんでした。

V-(으)ㄹ 줄 모르다

・あることを出来るか出来ないか、能力の有無を表す時に使う。

・動詞とだけ結合する。

例)

 雑煮を作ることができます。

 韓国に来る前、ハングルを書くことができませんでした。

【追加】「-(으)ㄹ 줄 알았다」は、状況と文脈によって、期待と予測が合っていたという意味でも使い、期待と予測が違っていた場合も使う。

例)

 下のきょうだいが一生懸命勉強しました。なので、試験に合格すると思っていました。でも落ちました。(期待又は予測≠結果)

 下のきょうだいがそれほど懸命には勉強しませんでした。なので、試験に落ちました。そうなるだろうと思っていました。(期待又は予測=結果)


4.V-자고 하다 ~しようと言う

【意味】勧誘の文を他者に伝達する時に使用する。

【結合】動詞と結合する。

例)

 友人が私に漢江公園で会おうと言いました。

 隣のクラスの友人が昼ご飯を一緒に食べようと言いました。

 先生が発音練習をしようと言いました。

 友達が授業時間に騒ぐのは止めようと言いました。

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